園長先生のお話の日

今日は、月に一度の園長先生のお話の日です。通常は聖堂で、年少さんの後に年中さん、年長さん合同で聞きますが、今日は園長先生に各部屋を回っていただきました。

年少ばら組。お話の前に皆でお祈りをします。

今日は、「良いサマリア人」のお話です。

絵本を読んでもらいました。

困っている人がいたら、みんなはどうしますか?・・・見て見ぬふりをするのではなく、助けてあげる優しい気持ちを持てると良いですね。みんな真剣に聞いていました。

続いてゆり組です。聖歌を歌いお祈りをします。

今日の、ゆり組、すみれ組へのお話は、トルストイの「天国と地獄」の話でした。

~天国と地獄がありました。どちらにも、人が丸く座っている真ん中にごちそうがあります。みんな、イスに座って一つの手はイスに縛られていてもう一方の手しか動きません。そこには、柄の長いスプーンがあります。自分でそのご馳走を食べようとしても、柄が長いため、うまく口に入りません。どうすれば良いでしょう・・・。~  園長先生が柄の長いスプーンを見せながら、やってみてくれましたが、自分で食べるのは難しくてできません・・・。

さあ、どうしよう、園長先生の問いかけに、・・・しばらく考えて、「スプーンを切る」「短く持つ」など意見がありましたが、ん~切ることはできないんだ、と言われ、もう一度考えました。・・・すると、「わかった!食べさせてあげれば良い!」という意見が出ました。   そうですね・・・!

すみれ組さんにも、同じ話を。 さあ、どうすれば良いでしょう。

「自分の前にいる人に食べさせてあげれば良いと思う。」 ・・・その通りですね。

ほら、こうすれば、お友だちに食べさせてあげられるね。自分も食べさせてもらうことができるね。

~地獄では、みんな自分で食べようとするばかりで、誰も食べることができませんでした。でも、天国は、みんながお互いに食べさせてあげることができているので、幸せです。~ みんなはどちらが良いかなあ?

・・この話のように、自分のことばかり考えるのではなく、お友だちのことを考えたり、みんなで助け合う気持ちを持つことが大切ですね。大事なことを教えていただきました。心に留めて、実践していきましょう。