園の紹介
聖テレジア
幼稚園とは
本園は、1932年(昭和7年)松本カトリック教会主任司祭フェルナン・デルボス神父によって創立・開園されました。現在は、神奈川県内の1小学校、11園とともに、学校法人聖トマ学園の傘下にあります。「神から与えられたかけがえのないいのち」を大切に、その成長を支援することが、この法人の目指すところです。神と人とに愛され、自らも他者の喜びとなれる実践を通して、生き生きと、のびやかな幼児期を過ごし、幸せな人間としての将来を拓ける大人に成長できることを願っています。指導が温かでアットホームな本園の方針に共感してくださるご両親から託された大切なお子さんの一人ひとりの成長に真剣に取り組んでいます。
園長挨拶
お子さんの楽しみな将来のために
人間形成におおきな影響を及ぼす幼児期に、人として大切な根本的なことを身につけていく必要があります。この時期にしっかりと善いこと正しいことを伝えることも大切ですが、何よりも、自分は愛されていること、愛されるにふさわしい存在であること、そしてそれは自分だけでなくすべての人がそうであることを知ることです。そうして互いに助け合い、協力し合うことで、自分たちが暮らす社会を、平和で幸せな世界に築いていこうとする人に成長していくようにと願っています。
万物を創造された創造主である神さまは、ご自分に似せて人を創造され、ご自分の命の息を吹き込んで生きる者とされました。人の命は神さまとつながった、そして神さまと同じ息をしている、かけがえのない、ありがたい命であることをしっかりと受け止めて欲しいと願い、「こころ げんきに たくましく」をモットーに保育に励んでおります。
園長 白木 信一
テレジアさま
当園が名前をいただいている聖テレジアは、「小さき花のテレジア」の名で知られる19世紀のフランスの修道女です。15歳で修道会に入会し、最期は一年半の闘病生活の末、24歳の若さで神様のもとに召されました。「愛すること」を自分の使命と受け止め、気難しい年配シスターを喜んでお世話したり、好きになれないシスターに会うたびに、心の中で祈って、笑顔で話しかけたりしました。そして、それらの業を自分の小さく弱い力では何一つできないと受け止め、神様にたよって歩む「小さい道」という霊性に至りました。一例ですが、その道を、テレジアは次のように語っています。「それはちょうど、幼い子が、二階のお父さんのところへ行こうとして、一生懸命階段に足を上げようとしているようなものです。お父さんがこれを見たら、すぐに降りてきて、子どもを抱き上げて、二階に連れて行ってくれるでしょう。」カトリック教会では、10月1日を聖テレジアの祝日として記念しています。当園でも、毎年10月に「テレジアさまのお祝い」の日を設けています。また、当園の玄関を入ったところにテレジアさまの御像が飾られています。
教育方針
イエス・キリストの愛の教えを根底に
こころ げんきに たくましく
創り出す力
「遊び」と「体験」を通して、子どもたち一人ひとりが自分に備わっている創造力を十分に生かせるように、じっくり考えたりじっくり遊べる時間を大切にしています。集団の中で、自分の力が発揮できる時に、子どものこころは伸び伸びと広がり、充実します。毎年同じカリキュラムや指導計画ではなく、子どもの主体性を大切に、その時に興味を持ったことが思う存分できるよう、園全体で、毎日が楽しい日になるよう心がけています。
分かち合う喜び
友達や先生、そして家族、周りの人たちと喜びを分かち合うことで、自分自身が生きる喜びを感じることができます。「よかったね。」「うれしいね。」「たのしいね。」・・・そんな言葉が誰とでも伝え合えるように、毎日のありふれた生活の中で、異年齢の子ども同士の活動も大切に考えています。また、この時期しかできない親子の関わりも、いろいろなかたちで活動の中に取り入れるなどして、絆がいっそう深まることを願っています。
感謝する心
自分を大切にできる人は、周りの人も大切にしようとします。そのために感謝できるこころの育ちを願いながら、目には見えない神さまと向き合い、静かな心でお祈りする時間を大切にしています。「ありがとう」「ごめんなさい」を、子どもが自分の心で感じて相手に伝えられますように。また、相手の言葉も相手の身になって耳を傾けられますように。
どんなところ?
幼稚園は子どもにとってどんなところ?何ができるの?幼稚園は子どもが初めて出会う集団生活の場です。子どもどうしが教師の保護と支援のもとで楽しく交わり(遊び)ながら人と関わることの基本を学びます。
園の概要
園の特徴
利用定員は75名、年少から年長まで各学年1クラスずつ、計3クラスのこじんまりとした幼稚園で、その良さを活かした保育を行っています。教師はもちろん、園児同士もクラスを越えて、全園児の名前を自然に覚えます。教師は他のクラスの子どもの育ちにも気を配り、園児同士も、年下の子どものお世話をしたり、年上の子どもに憧れたり、お互いによい影響を与え合っています。
クラス編成
3歳児 ばら組4歳児 ゆり組5歳児 すみれ組
園での生活
休日・通園方法
土曜、日曜、国民の休日、法人の日、教員研修日、夏休み、冬休み、春休み、その他園長が認めた日
バスは導入していません。各保護者により送迎をお願いいたします
登降園時のお話のひとときを大切にしています
有り(教会より約30台分の駐車スペースを借りています)
給食
週4日
経験豊かな栄養士の先生の献立(主食・具沢山スープ・主菜・副菜・デザート)
週1日
週に1度はお家の方のお弁当をお願いします
給食室の栄養士より給食の紹介
テレジア幼稚園の給食は、「寒い時期に温かい給食を」との希望から、40年近く続けられてきました。「給食」というよりは、「家庭の食事の延長」ととらえている手作りの自園給食です。化学調味料、レトルト食品、冷凍食品は一切使用せず、一品一品手をかけて心をこめて作っています。また、食材に関しては、産地や季節感にもこだわり、できるだけ地産地消を目指して、そのときに一番おいしい食材を使用するようにしています。基本的に、ごはん・パンなどの主食、肉・魚などの主菜、サラダなどの副菜、味噌汁・スープといった汁物の、1汁3菜の献立です。体に必要な「エネルギーになるもの」「体を作るもの」「体の調子を整えるもの」という3つの栄養素をバランス良く摂ることができます。また、彩りにもこだわっていて、目にも楽しく、美しくしています。楽しんで食べることで自然に栄養バランスが良くなります。1回の給食でたくさんの食材を使います。特に野菜が多く、汁物にはたくさんの野菜を入れています。また、お子様の食べられる量にあわせて、配膳の量も調整しているので、年少さんは少なめの盛り付けです。全部食べられた子からおかわりもできますので、子どもたちはおかわりを励みに頑張って残さず食べています。アレルギーのあるお子様には、その状況に合わせて対応しています。毎月出す献立表のメニュー、食材などを見ていただき、アレルギーの出る食材がある場合は、その都度教えていただき、その食材は使用しないなどの対応をとっています。また、世の中には、満足にごはんを食べられない人がたくさんいることを、先生方が保育室で常日頃教えてくださっています。おなかいっぱい食べられることに感謝し、作ってくれる人に感謝し、残さず食べる気持ちを、食の面からもサポートしていきたいと思っています。
保護者の声
工夫を凝らした、目にも楽しく、また自然のやさしい味付けのテレジア幼稚園の給食は、子どもたちも大好きで、親としても安心です。給食のおかげで、いろいろなものが食べられるようになったり、おかわりをするのが楽しみになりました。
制服
正装
夏服
体操着
活動
園での活動
小さい子にはやさしくね、大きくなるといろんなことができてすごいな、異年齢のかかわりで、可愛がる心、憧れの気持ちが芽生えます。そうしたふれあいを通して、自分がしてもらったことを今度は誰かにしてあげたいという気持ちに繋がっていきます。お互いを思いやる豊かな心が育つ大切な機会です。
[英語]
月に2回、日本語を話さない先生の楽しいレッスン。
耳を使い体を使い、楽しく英語を学びます。
[体育あそび]
月に1回、幼児体育専門の先生の指導で思い切り体を動かし、丈夫な身体を作ります。ボール遊び、縄跳、跳び箱などコツをつかめば楽しくできるようになります。
[サッカー教室]
年に4回 松本山雅FCの巡回指導。
毎回楽しいコーチの指導でサッカーが大好きに!!
人に喜ばれることに喜びを感じられる体験。
施設訪問を始めて50年あまりが経ちます。
おじいちゃん、おばあちゃんのあたたかい手、やさしい笑顔。子どもたちの訪問を喜んでくださり私たちも嬉しい時間です。
課外教室としてNPIC長野体育指導センターの先生による体操教室を行っています。
小学生教室もあるので、卒園児も参加できます。
自然体験
松本城を始め、その他近隣へ時々散歩に出かけます。年長児は、電車に乗って少し遠くまで出かけることも。
信州の豊かな自然に触れ、心も身体も伸び伸びと開放的に。園外に出かけることで、また新しい発見があります。